どうも、初老薬剤師くにじぃです。
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さて、ここではマスク頭痛を改善させる、ツボ療法のご紹介をします。
小生、初老薬剤師くにじぃは、40年前薬学部を卒業した後、大学で学んだ生薬学(薬草や漢方)を生かすため、さらに学校へ進み、鍼灸師の資格を取得しました。
そこで学んだことは、東洋医学のツボ療法は、独自の理論体系を持つ、素晴らしい治療体系であるということ。
的確に、体調・体質・病状にあわせたツボを選び、刺激を加えると、体や心のつらい症状や悩みを改善することができます。
今回は、新型コロナウイルス感染流行で、社会常識となった感のある、マスク着用によって大勢の皆さんが感じているマスク頭痛の改善のツボ療法を解説します。
ぜひぜひお役立てください。
解説は、ふたつのツボの位置と、それぞれにあった刺激方法です。
1)ツボの名:太陽(タイヨウ)
場所:目じりと眉毛の端の中間をA
耳の上付け根をB
AとBの中間ポイントが「太陽」というツボです。
早い話が、眼鏡をかけたときに、ツルの当たる部分の、ちょうど中間地点。
軽く、中指のハラで、爪を立てないようにしながら、このラインを抑えつつ、目から耳にかけてこすっていくと指の止まる部分がソコです!(わずかに、くぼみを感じます)
そこに、頬を挟む感じで、中指を当て、痛みを感じない程度に押さえながら、10円玉くらいの円をかいて、グリグリ回し押さえ刺激を与えます。
約10秒。今度は反対周りに10秒。
合計3回づつで1分間になります。
2)ツボ名:手三里(テサンリ)
両手を胸の前に合掌させ、肘のしわから指三本、肘から親指に向けて下がったところで、方向は真上から下に向けて。
ちょうど筋肉の間になります。
合掌したままだと、自分で押さえられないので、それぞれ右と左の手三里を、反対の親指で前腕をつかむような形で押さえます。
ここも、強く押さえるととても痛みを感じるポイントですので、痛気持ちのいい程度で、5秒押して5秒休むを左右三回ずつ行ってください。
ゆっくりと、腕の芯に向かって押さえ、くぅーーーっと答えた瞬間に、パッと解放してあげる押さえ方が有効です。
ツボ治療には、順番があります。
まず、1)の太陽の刺激。そのあと、仕上げに2)の手三里の刺激の順番に必ず行ってください。
湯船にゆっくり浸かっているときや就寝前に行うと、一日の頭脳労働の疲れも回復させ、目の疲れも癒します。
また、この位置であると、服を脱がなくても、刺激できるので、職場の休み時間にも気軽に行えることがメリットです。
コツをつかめば、ロキソニンやイブの使用回数が徐々に減っていくのを実感して貰えます。
お役立ていただき、楽になっていただければ幸いです。