**今回、対策協議会を立ち上げるにあたり、10年前に開設したブログからの情報を以下に転載いたします。
というのも、今読み返しても、結構分かりやすく書いているからです。
若干修正をしていますが、ほぼ当時のままの記述を転記していますので、出てくる年月日は10年以上前のもので、書かれている価格なども当時のままです。
現在、当時の販売形式を踏襲しておりませんので、そこらへんあたりは**で消してあります。
対策協議会と併せて、参考にしてください。
では・・
毛じらみ・毛ジラミ・毛虱 対策委員会発足 最近、シラミやダニが原因の感染性皮膚疾患が水面下で広がっています。
ここでは、毛ジラミ(毛じらみ・毛虱)じゃないかしらという方から、実際に悩まれている方までの対策方法を、薬剤師として、長年ダニ・シラミ対策を研究してきた小生が主宰として情報をご提供します。
なお、このサイトはお困りの皆さんが必要な記事をピックアップして参考にしていただけるのも結構ですが、トップから順番に読んで頂ければ、正しい知識と対応法を見に付けていただくことができるように構成しております。
できれば、トップから順を追ってお読み下さいませ。
お知らせ 平成19年3月29日更新
年明け以来、昨年の二倍近く、ヒノクリンのお申し込みが寄せられています。理由は、暖冬のようです。毛じらみが暖冬で水面下大流行の感触であります。
**** このサイトは、ブログ形式を採用しているため、最初に記載したコラムの日付が、そのまま表示されます。日付表示は古いかもしれませんが、コラムごとに内容の更新をしています。(ちなみに、今日は平成19年3月29日です) ****
(本当の日付は、令和2年5月26日なのです、ウフ)
毛じらみ・毛ジラミ・毛虱 を知ろう!人に規制するシラミには、頭ジラミ・衣ジラミ・毛ジラミが良く知られています。
衣ジラミは名前の通り、衣類に付着し繁殖するシラミの仲間で、不潔な生活をして、汚れた下着を何週間も着たままにしていると、体表角質や皮脂などの老廃物を食餌として繁殖します。
終戦直後、衛生状態の悪かった時代に流行したシラミです。
頭ジラミは、毛髪を住みかとするシラミです。子供などがプールで感染を広げることで、最近でも地域的な流行がよく見られます。
毛じらみは性病のひとつに数えられる、陰毛を住みかとするシラミです。
成体は毛根部に生息し、卵を毛に産み付けます。
頭ジラミとは異なるとされていますが、その生態は良く似ており、症状も非常に強い痒みが特徴です。
剃るべきか 剃らざるべきか (毛ジラミ対策の悩み) 陰毛を剃るべきか?
結論は選択性です。
1・少々の支障があっても、早く治したい人は剃って下さい。
理由は、毛ジラミは陰毛に卵を産み付けるため、その繁殖を妨げることができるからです。
また、かきむしって皮膚に傷が入っている場合は、清潔に保つこともできるから、剃った方がいいかもしれません。
2・上記の少々の支障とは、剃ることで、自分のパートナーに知られることになるということです。
私は、これまで気の早い人が、深く考えずにお風呂場で毛をそり落とし、その後、夫婦間や恋人間で大変な騒ぎになった例を沢山知っています。
私の個人的な意見は、これから説明する対応方法をきちんとしておけば、決して剃る必要はないので、よほどのことがない限りは、そのままの状態でいることをお勧めしております。
他の病気との区別
インキン田虫
男性は陰嚢部や内股、女性は陰唇部や内股にかけて、カビの一種である真菌が繁殖し皮膚炎の症状が出ているものを言います。
痒みが主症状で、患部の周囲に輪を書いたように皮膚の変色が見られるのが特徴。
カンジダ
女性の膣炎の原因になる真菌症。おりものが見られることも多く、生理前に痒みが強くなる傾向がある。男性が感染すると、尿道炎の症状が見られる。
アレルギー性皮膚炎
接触性の場合、下着の繊維や生理パットなどが原因となり、薬品や食物が原因で生じる場合もある。接触性の場合は、接触部位に限局した皮膚症状となるが、食物や薬品の場合は広範囲に発赤、浮腫、熱感、掻痒などの症状が出る。
ダニ・ノミ・カイセン
ダニやノミはペットやネズミなどの動物からの感染が多く、吸血された部位がポツポツと点状に赤く盛り上がる。陰毛部に限局していない。
カイセンはヒゼンダニが原因で、皮膚内部にもぐりこんで生息し、痒みが非常に強いが、これも陰毛部に限局性はない。
毛ジラミは、陰毛部に限定した痒みなので、上記の他の症状と区別はできやすい方です。
ただし、就寝時に無意識にかきむしり、皮膚に傷をつけて二次的な症状(化膿や潰瘍)などが起き、滲出液などが出ている場合もあります。
毛ジラミ対策は「ヒノクリン」 いろんなサイトをご覧になると、まずス*スリンパウダーの使用を勧めていますが、私は賛成できません。
それは、局部という非常にデリケートな部分に使用するわけですが、スミスリンは殺虫成分なのです。
大掃除の時に床下や畳の下などに撒く、あの白い粉と同じ成分を、直接肌に振り掛けることを自信を持って勧めることができないことをお分かりください。
そこで、私はそれに代わる、いや、それ以上効果があり、安心・安全な方法をご提案することに致しました。
それは、ヒノキチオールを主成分とする、天然植物成分の除菌防虫液「ヒノクリン」です。
これは、青森ヒバや台湾ヒノキのフィトンチッド(精油成分)で、天然植物成分でありながら、人に優しく除菌防虫作用を発現します。
この使用方法はいたって簡単。
「ヒノクリン」は付属のスプレー瓶に小分けをして使用します。
お風呂の前に陰毛部に充分拭きかけます。(皮膚に充分行き渡るように、マッサージをするようにすり込んでください。)
10分ほどおいて、湯船に入る前に陰毛をシャンプーで泡立てて洗い、シャワーなどで洗い流します。
入浴後、新しい下着をつける前に、もう一度スプレーして皮膚にすり込んでおきます。
この際の注意することは、
* 掻きむしって皮膚に傷がついている場合は、しみることがあります。皮膚が敏感な方はすり込むことで一時的に痒みが増したり、熱感を覚えることもあります。
もし、皮膚症状が(ただれている、傷ついているなど)あるばあいは、同時に治療薬を塗布する必要があります。
* 「ヒノクリン」は成虫に接触した時点で駆除されますが、卵は駆除されません。従って、卵が孵化し次の卵を産んで増殖する悪循環を断ち切るためにも、使用時に卵であったものが孵化した瞬間に駆除されることが必要になります。従って、症状が軽減したときも、最低二週間(できれば三週間)は毎日続けられることをお勧めします。
* 「ヒノクリン」は毛ジラミの駆除をする天然植物成分です。毛ジラミがいなくなれば、痒みも収まりますが、毛じらみ退治の期間不快な痒みを抑えたい場合は、かゆみの治療薬を塗布する必要があります。
毛ジラミ対策中の生活上の注意 1・下着に卵が付着し、二次感染(他の人への場合と、せっかく駆除を始めたのに、自分へと繰り返す場合の二通りがあります)を引き起こさないために、下着を脱いだらポリバケツに入れ、熱湯をかけることをお勧めします。
2・天気の良い日はなるべく寝具を天日に干す。シーツは「ヒノクリン」をスプレーし、そのあとアイロンを丁寧にかける(三日に一度くらい)
3・毛ジラミを持っている人は、お風呂を家族の一番最後にする。
4・性行為は完全駆除されるまで、行なわない。
5・かゆみがひどくても、掻かない。そのためには、痒み止めを用いるが、ステロイド成分のものは使わないで、軟膏ではなく、発毛部の根元に親和性の高い親水クリーム基材のものを用いる。
6・寝ているときに無意識に掻き毟り、皮膚障害を起こすことが多いので、爪で皮膚や粘膜を傷つけないように、手袋(綿100%のもの)をして寝る。
少し、神経質な指導内容になったかもしれませんが、せっかく駆除を始めたのに、数匹残しただけで、駆除完了にして短い時間で再び増殖する例をいやというほど見てきたため、完全駆除のために人生の中の1ヶ月だけは、このことに集中して全ての悩みから解消されましょうという思いで、上記のご指導をさせていただき、好成績を収めております。
ぜひ、ご参考にして下さい。
女性の方は特にご注意下さい 毛ジラミに限らず、陰部の皮膚・粘膜の異常に関して、恥ずかしさのためか対応が遅れて、結果的に症状が非常に重くなってしまう傾向は男性よりも、女性の方がはるかに多いことを知って下さい。
本来、初期に対応すれば、速やかに完治するものが、放置しているために患部の広がりや二次的な障害へと進んでいることが非常に多いのです。
陰部皮膚・粘膜の病変は、
* 真菌(カビの一種)の繁殖
* ダニやシラミのような寄生虫
* トリコモナスのような原虫
など、種類や生態、大きさは異なりますが、何らかの繁殖要因が原因となる場合が多いのです。
これらが、陰部皮膚・粘膜を好んで繁殖するのは、その環境が繁殖に適しているからに外なりません。
特に、女性に多く見られるのは、
* パンストの着用
* 化学繊維の下着着用
* コルセットやガードルなどの圧迫
* 生理用品などの使用
* 生理残渣物などの繁殖栄養素となるものが抱負
* 膣のように粘膜表面の湿度
などが上げられます。
清潔に保つことは大変に重要ですが、最近はボディーシャンプーのように合成洗剤系の洗浄剤を使って体を洗うための影響も無視できません。
従って、陰部皮膚・粘膜に違和感を感じたときは、上記に撤去した状況をなるべく避け、弱酸性の薬用石鹸を用いて身体を洗うようにすべきです。
また、基本的なことですが、用をたしたあと、トイレットペーパーを用いるときは、大でも・小でも、お尻の後ろから手を回し、前から後ろに向かって拭き取ること(ウオシュレットを用いた後の拭き取りも同じです)を心掛けねばなりません。
最近、女性に陰部皮膚・粘膜の異常が増えているのは、洋式トイレが普及し、前から手を差し込んで、後ろから前にトイレットペーパーを使うのも一つの原因であると考えられます。
ご参考にして下さいませ。
<<<<<以上、10年以上前のブログ情報でありますが、今回の対策協議会よりも、微に入り、細に入り解説していますので、お役に立てば幸いです>>>>